引き続いて野口教授の著作。趣味的な内容かと思ったら、年金についての問題提起、考察が主である。
「戦後日本経済史」が、「1940年体制」の自分史的な面白さが充溢していて良かったので、とりあえず、近くの図書館で彼の著作を出版年の降順に検索、予約を入れて借りれたものから読んでいる。
ちょっとタイトルとずれている感がなきにしもあらず。今出版されていたら、年金をもっと前面にしたものになったでしょうな。ただ、いい意味で期待を裏切った内容であり、前2書と通底していて、ぶれがない。
制度に関する考察には、納得。ただし、サラリーマン事業者のところは、サラリーマン全体というよりも、野口教授が近しい、パワーサラリーマン階層にはできても、僕にはとてもできそうにないなぁと感じた。
幸せをどう考えるかで全く異なることになるなぁ。
『せいすうたん1』は数の宝石箱
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今回は、関真一朗・小林銅蟲『せいすうたん1』日本評論社を紹介しよう。これはまるで、数の宝石箱のようなすばらしい本だ。
その前に、前回にも行った、ぼくが講義する市民講座の紹介を今回もやっておきたい。 早稲田エクステンションセンター 中野校
世界は数でできている~無理数から理解する株からカオス理論まで 全3回 2...
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