皮肉な姿勢を身につけ、斜に構えた振りをしつづけていると、それ以外の姿勢を忘れてしまう。必要ではないのに、いたずらにテレビをつけて、感情の高ぶるストーリーを漫然と視聴していると、世の中がそれに満ちているような思いに満たされてしまう。もし、ニュースやドラマがなく、扇情的な情報から隔絶された世界に生きているとしたら、静謐な日々が多くの人にもたらされるのではないか。
一時期テレビの擁護派を自任していたが、野口悠紀雄や勝間和代の本を読むようになってから、依存性に対する嫌悪が強くなっている。
スティーヴン・レヴィット著「ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する」では、テレビ批判派が根拠のない立場にあると思えたが、生理的に家人の見ているテレビの音が気になるようになると、レヴィットの負けという気持ちが強まっている。
ライブの思い出その4(Roger Waters)+米谷匡史さんを悼む
-
今回もライブの思い出を書くけど、ちょっと目的が違うのでそれは事前に言っておく。アーティストはロジャー・ウォーターズ、プログレバンド・ピンクフロイドの元メンバーだ。だけど、今回の主眼は、親しかった友人・米谷匡史さんの追悼なのだ。
米谷さんは東京外国語大学・総合国際学研究院・教授だった人だ。米谷さんとは、非常にたく...
3 週間前

