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2009年12月26日土曜日

狭い日本は日本人を養えた


"日本国の原則―自由と民主主義を問い直す" (原田 泰)

「すぐさま戦線を縮小して食糧生産を行うのが、日本の消費水準を維持する、すなわち日本の人口を養う道だった。」

「戦争経済体制は、戦争のためと考えても全く機能していなかった。」

「井上の緊縮政策は、全くナンセンスだった」

「資本主義のルールを壊した人間がもう一人いる。後に首相となる近衛文麿」

「世界大恐慌の一環としての日本の昭和恐慌は軽微に終わっていた。」

「1933年が、そのまま延長されても、現在の日本と、それほど変わらない日本になっていたのではないか。戦争をしなければならない危機的状況などはなかった。」

「危機があったとしたらそれは軍人の危機だった。知恵と技能における熟練労働者とおばさんの権威が高まり、軍人の権威が低下することへの反動が軍国主義の運動だったのではないだろうか。」

「井上準之助の清算主義が資本主義のもたらす創造の富への期待を打ち砕いたことと、近衛文麿の「英米本位の平和主義を排す」の主張から、日本の太平洋戦争への道が始まった。」



美しい都市と美しい消費財

2009年12月24日木曜日

いつまでたっても入門書

さらに、

"大学再考 (1978年)" (西島 建男)

"ゼミナール 現代会計入門" (伊藤 邦雄)

つくづく入門書だらけ。

経済学とか会計とかずっと入門で過ぎていく。

人生それで終わってしまうのだろうなぁ。

ここらへんの本は整理しようかな。

"就職―採用試験の舞台裏 (1978年) (日経新書)" (松浦 敬紀)

"学歴主義は崩壊したか―実態調査にみる人材管理 (1980年) (日経新書)" (岩内 亮一)

"日本の政治エリート―近代化の数量分析 (中公新書 429)" (高根 正昭)"

「学習社会」への挑戦―学歴主義を超えて" (天野 郁夫)







"平将門 (中巻) (新潮文庫)" (海音寺 潮五郎)

"みせかけの中流階級―都市サラリーマンの幸福幻想 (有斐閣選書 (679))" (石川 晃弘)

"学歴主義の発展構造 (1981年) (日評選書)" (岩田 竜子)

"こんな大学を出ても…―せっかくの進学がムダにならないか? (グリーン・ブックス (47))" (大和出版)

"ケインズ一般理論入門 (1976年) (有斐閣新書)" (浅野 栄一)







2009年12月20日日曜日

Depression and Poverty


"脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる" (飯田泰之)

解決できる能力、余裕がありながら、みすみす悪い方に舵をとってしまっている。

世界に対する見方にジェフリー・サックスと立ち位置は同じものを感じる。

ちょっとした持てるものの吝嗇がつもりつもって自らのよって立つ大地を浸食していく緩慢な破綻を避けるには、転機が必要。

80年代のような軽やかな楽観への転機が。



バブル崩壊の記憶がない世代の登場を待つしかないのか。

今から考えると折角の楽観へのとば口となりえたライブドアなどの活動をあれだけ粉砕してしまったのは、大きなあやまりだったのではと感じてしまう。