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2009年12月26日土曜日

狭い日本は日本人を養えた


"日本国の原則―自由と民主主義を問い直す" (原田 泰)

「すぐさま戦線を縮小して食糧生産を行うのが、日本の消費水準を維持する、すなわち日本の人口を養う道だった。」

「戦争経済体制は、戦争のためと考えても全く機能していなかった。」

「井上の緊縮政策は、全くナンセンスだった」

「資本主義のルールを壊した人間がもう一人いる。後に首相となる近衛文麿」

「世界大恐慌の一環としての日本の昭和恐慌は軽微に終わっていた。」

「1933年が、そのまま延長されても、現在の日本と、それほど変わらない日本になっていたのではないか。戦争をしなければならない危機的状況などはなかった。」

「危機があったとしたらそれは軍人の危機だった。知恵と技能における熟練労働者とおばさんの権威が高まり、軍人の権威が低下することへの反動が軍国主義の運動だったのではないだろうか。」

「井上準之助の清算主義が資本主義のもたらす創造の富への期待を打ち砕いたことと、近衛文麿の「英米本位の平和主義を排す」の主張から、日本の太平洋戦争への道が始まった。」



美しい都市と美しい消費財

2009年12月24日木曜日

いつまでたっても入門書

さらに、

"大学再考 (1978年)" (西島 建男)

"ゼミナール 現代会計入門" (伊藤 邦雄)

つくづく入門書だらけ。

経済学とか会計とかずっと入門で過ぎていく。

人生それで終わってしまうのだろうなぁ。

ここらへんの本は整理しようかな。

"就職―採用試験の舞台裏 (1978年) (日経新書)" (松浦 敬紀)

"学歴主義は崩壊したか―実態調査にみる人材管理 (1980年) (日経新書)" (岩内 亮一)

"日本の政治エリート―近代化の数量分析 (中公新書 429)" (高根 正昭)"

「学習社会」への挑戦―学歴主義を超えて" (天野 郁夫)







"平将門 (中巻) (新潮文庫)" (海音寺 潮五郎)

"みせかけの中流階級―都市サラリーマンの幸福幻想 (有斐閣選書 (679))" (石川 晃弘)

"学歴主義の発展構造 (1981年) (日評選書)" (岩田 竜子)

"こんな大学を出ても…―せっかくの進学がムダにならないか? (グリーン・ブックス (47))" (大和出版)

"ケインズ一般理論入門 (1976年) (有斐閣新書)" (浅野 栄一)







2009年12月20日日曜日

Depression and Poverty


"脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる" (飯田泰之)

解決できる能力、余裕がありながら、みすみす悪い方に舵をとってしまっている。

世界に対する見方にジェフリー・サックスと立ち位置は同じものを感じる。

ちょっとした持てるものの吝嗇がつもりつもって自らのよって立つ大地を浸食していく緩慢な破綻を避けるには、転機が必要。

80年代のような軽やかな楽観への転機が。



バブル崩壊の記憶がない世代の登場を待つしかないのか。

今から考えると折角の楽観へのとば口となりえたライブドアなどの活動をあれだけ粉砕してしまったのは、大きなあやまりだったのではと感じてしまう。



2009年11月18日水曜日

優柔不断である権利



軽率な入門的読み物かと思ったら、すばらしい切れ味のケインズ理論探求の書であった。
生きるケインズである。
最後に著者は、あくなきケインズ理論探求、クレプス、グル&ぺッセンドルファー、ギルボア&シュマイドラー、エプスタイン&シュナイダーなどの研究の渉猟の果てに、グッバイ・ケインズと記しているが、理論が死んだからでなく、きらきらした著者の若さに対するグッバイであるとともに、本当にケインズとその理論がすき故の言葉なのだ。
楽しみな人と邂逅した。

2009年11月15日日曜日

忠誠心フィルター

"使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理 (ちくま新書 807)" (小島 寛之)

幸福、平等、公正、自由、安定を数学を使って論じる

1 数学の持つ非情緒性という性格は、むしろ、人の情動のようなものを適度に遮蔽して、冷静な思考を促すことを可能にする。

2 形式論理のうえでは誤りがない。

3 「少なくとも理想状態では成立するような例」を与えることができる。

そういう本なので、途中で、長いものではないものの、数式を使って説明しているところは、細切れ時間を利用して読んでいる私のようなものには、すとらぐるかネグることになってしまったが、終章とあとがきで大爆発。

タイトルから受ける印象とは全く異なる重い内容になっています。

2009年11月7日土曜日

借りた、読んだ、返した。

"クルーグマンの視座―『ハーバード・ビジネス・レビュー』論考集" (ポール R. クルーグマン)

表紙の顔って、バーナンキに見える。




貸出期限に間に合わず、最後の3章は、パラ見に終わってしまった。解説は、高橋洋一。最近露出オッケーになったよう。



飯田泰之の「経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える」似たテイスト。 結構すき。

2009年10月28日水曜日

コールドリーディング、ラポール、ストックスピール


"ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)" (飯田 泰之)

明らかに誤りである主張を見抜く

根拠が不足している議論を「怪しい」と感じる

ための簡便な手法

5つのチェックポイント

  1. 単純なデータ観察で否定されないか
  2. 定義の誤解・失敗はないか
  3. 無内容または反証不可能な言説
  4. 比喩と例話に支えられた主張
  5. 難解な理論の不安定な結論

2009年10月24日土曜日

会計が経済に与える影響

"会計学はこう考える (ちくま新書)" (友岡 賛)



実は、経済の変動は制度による人為的なところが大きい。

草食系アニマルスピリット


"アニマルスピリット" (ジョージ・A・アカロフ, ロバート・シラー)

ケインズのアニマルスピリットと違うなあと感じながら読み進めていたら、訳者あとがきで同じことがかかれていた。

「本書のアニマルスピリットは、(途中略)荒々しく行動的なアニマルだけでなく、(途中略)行動しない臆病な弱々しいアニマルも含む、合理的でないものすべてを指す。」

やはり、この本では血気ではないよなと納得。

山形浩生の訳者あとがきを読み、そこで白眉とたたえられた第7章とそのおまけ(付記)は、確かに必読。

また、第7章のカナダの状況と題されたパラグラフ。あまり取り上げられることのない事例なので、参考になる。

なぜか私の読む経済関係の本の議論では、日本銀行の行動に対して批判的なものが多い。それが意見の多数を占めているのならばわかるが、それらの書ではどうもそうではないと著者たちは言っている(少なくても、日本のなかでは。)のに、なぜそうなっているのだろう。

一般向けの書物を権力側が記すことはあまりないということなのだろうか。

権力外の人は、その意見の正当性を広く世間に知らしめないと勝負にならないので、自然パブリシティに力を注ぐのであろうか。しかも失敗しても無くすものは現に権力にいる人と比較して少ないであろうから、自然筆致も勢いのいいものになって面白く、人口に膾炙することになる。

でも社会システム上中枢にいる人の慣性は協力でなかなか変わっていかないということか。


2009年10月18日日曜日

マンキュー10


思い出した。

「マンキュー入門経済学」

第1部 イントロダクションに経済学の十大原理が記載されている。

 人々はどのように意志決定するか

   人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している

   あるものの費用は、それを得るために放棄したものの価値である

   合理的な人々は限界的(marginal)な部分で考える

   人々はさまざまなインセンティブ(誘因)に反応する

 人々はどのように影響しあうのか

   交易(取引)はすべての人々をより豊かにする

   通常、市場は経済活動を組織する良策である

   政府は市場のもたらす成果を改善できることもある  

 経済は全体としてどのように動いているか

   一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している

   政府が紙幣を印刷しすぎると、物価が上昇する

   社会は、インフレ率と失業率の短期的トレードオフに直面している


ブランド

"ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る" (ベルナール・アルノー)

2003年1月初版。原書は、2000年。

現在では、古式蒼然な部分がある。時代の変転はすさまじい。

2009年10月13日火曜日

昭和恐慌、平成恐慌?


"経済失政はなぜ繰り返すのか―メディアが伝えた昭和恐慌" (中村 宗悦)

小泉時代に書かれているため、若干古くささは残る。

しかし、著者の指摘する精神主義の残滓は未だに残っており、特に日銀の対応は変わっていない。

2009年10月12日月曜日

経済学思考の基本ルール10

"経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える" (飯田 泰之)

●経済学思考の基本ルール10

1. 論理的に語らなければならない

2. データに裏付けられた論理で語らなければならない

3. 人はインセンティブに従って行動する

4. 個人がアクセスできるフリーランチはない

5. 市場均衡は非常によい性質を持っている

6. 価格の調整は緩慢にしか行われない

7. 経済状態は自己決定的な性質を持つ

8. グロスだけでなくネットで考える

9. 名目変数と実質編集には区別が必要

10. 正しい「単純化・論理構成・データ確認」から導いた結論は常識に勝る

たしかマンキューにも基本ルールがあったような。いくつだったかな。


2009年7月11日土曜日

建築家と建築家と建築家志望

"ヒトラーの建築家" (東 秀紀)

最近読書シリーズばかりです。

シュペーアからみて未来のそして遠い東洋の作家による自分の人生の素描。

自己の回想録では晦渋であったところの確認とその後の軌跡を知るには有益な物語。

2009年7月6日月曜日

ミュールあるいは秀吉

"銀河帝国の興亡 2 怒涛編 (創元推理文庫 604-2)" (アイザック・アシモフ)

この作品を書いた時にアシモフが日本の秀吉のことを知っていたとは思えない。

しかし、私が中学生の時初めて読んで思ったのは、ミュールの造形、これってまるで秀吉だということ。

低い出自から瞬く間に一代で日本の主となった人物。

その力は、ひとたらしと呼ばれる抜群の人心掌握術にあった。

普通の人間にあれほど他人の心のコントロールができるものだろうか。超能力 ?

そして、ミュールと重なる種としての生命力の弱さ。

一代で崩壊を運命づけられた王朝。

ファウンデーションシリーズの暗合としては、テルミナスと日本というのもあって、当時からとても親近感のあった作品。

振り返れば、高校の時の歴史好き、ひいては、世界史大得意時代のベースとなったものだったのかも。

大学進学にあたっても入試科目から志望校を絞り込んだことを思うと、ある意味私の人生は、この作品を読んだことによってとんでもなく大きな影響を受けたことになる。



2009年7月1日水曜日

知の産業革命のために、前進せよ !



大企業のメリットは低下した
大企業は新しい情報技術を使えない
日本経済の停滞は、新しい情報技術への不適合による

この人の本は、典型的なハーベイロードと感じるとともに、そんなに単純化して良いのかなとも思う一方で、なぜか元気になる。

2009年6月28日日曜日

凝縮された建築家住宅本


"24の家 建築家と建てた夢を育む住まい" (鈴木 紀慶)

目次

こころが澄む。 中村好文/湘南の家 神奈川県鎌倉市

自然と対話する。 川口通正/穴居人 東京

夢のかたち。 岸 和郎/深谷の家 埼玉県深谷市

白いかげり。 坂本 昭/白翳の家 大阪府箕面市

身近に感じる自然。 竹原義二/箱作の家 大阪府阪南市

屋根の上で楽しむ。 手塚貴晴+手塚由比/屋根の家 神奈川県秦野市

気持ちのよい平屋。 横河 健/赤堤の家 東京都世田谷区

自然を崇める。 後藤哲夫/Asian Gate House 沖縄県島尻郡

爽やかな白い箱。 小川晋一/White Cube  広島県広島市

清楚なうつわ。 小泉誠/スミレアオイハウス  東京都三鷹市

反転する内と外。 椎名英三/光の森  群馬県前橋市

カフェで憩う。 内海智行/nooks  埼玉県新座市

床に親しむ。 大野正博/稔台の家  千葉県松戸市

やわらかい仕切り。 泉 幸甫/Apartment 鶉  東京都豊島区

空気をまとう。 三分一博志/エアー・ハウス  山口県萩市

森に住む。 堀部安嗣/軽井沢の家  長野県佐久郡

建築を楽しむ。 坂 茂/ガラスシャッターの家  東京

自然と戯れる。 末廣香織+末廣宣子/佐伯の住宅 大分県佐伯市

甦える民家。 矢吹昭良/八尾の家 大阪府八尾市

海を楽しむ。 梅林 克/BEACH HOUSE 千葉県富津市

箱に住む。 難波和彦/箱の家-71 東京都調布市

淡い光。 隈 研吾/PLASTIC HOUSE 東京都目黒区

聖なる場。 竹山 聖/安城のスタジオ 愛知県安城市

夢の箱。 安藤忠雄/4×4の家 神戸市垂水区

24人の建築家リスト

2009年6月27日土曜日

広がるエイティーズ


"「理工系離れ」が経済力を奪う (日経プレミアシリーズ)" (今野 浩)

1964年生まれの私が高校生の時には、たしかにトップクラスの出来る子は理系クラスを選択していた。

その遠因がスプートニクショックにあったとは。

そして今は、スプートニクショックの震源地ソ連すらない。



題名から妙なよいしょ本かと思いきや、的確な社会経済分析をベースとしたいたって真面目な内容の本。

あのころの選択や過ごした時代を、大きな視野でパズルを組み合わせるように思い起こすと、戯画的でありながら、その一瞬一瞬の真剣さはなんともいじらしい。





2009年6月21日日曜日

岡崎高校コーラス部、モーツアルトのレクイエムを唄う。






今日久しぶりに愛知県芸術劇場コンサートホールに行きました。
ベルリン・フィルハーモニー、サントリーホールと同じワインワインヤード型で、座席は、舞台正面から向かって右。指揮者の右顔がよく見える位置でした。
コバケンさん見るの何年ぶりでしょうか。かわらず、お元気そうです。
端正な40番には、ちょっとイメージ的にどうだろうなんていらぬ心配をしていましたが、あのうなり声があっても、流麗でありながらスイング感が溢れる演奏で、満悦しました。
そして、今日のコンサートのメインは、岡崎高校コーラス部の歌声です。
モーツァルトのレクイエム。
すばらしい。
私たちが在学していた時には、これほどの隆盛になるとは、思っていませんでした。
これでも当時少し誘われて、何日か練習に参加したことがあったのですが、没入するにはいたらず、敬して遠ざかりました。
もっと、当時は、いろいろ忙しかったし、余裕がないと思っていたものですから。



2009年6月20日土曜日

帰蝶、あるいは

"異形の城" (東 秀紀)

安土城趾は、昔見に行ったことがあります。

1回ということはない。

2回だったかな。3回かも。

最初に行った当時は石垣しかありませんでした。

信長時代には、安土山の麓まで迫っていた湖の水は、遥か遠くに後退していました。

それほど期待せずに読み始めたものの、安土城と明智光秀の反逆を結びつけたのは、建築の専門家ならでは着眼点。

本能寺もの、信長ものは多く読んだが、帰蝶が唆したというのも、ここまで直接的に書いているのを読むのは初めて。

内藤教授の復元案にはいろいろ異論も出ているようだが、吹き抜けの描写があるからこそ、この小説は映える。

光秀の行動が得心のいくものとして、迫って来た。

俺たちはチームだ By

"なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術" (小室 淑恵)


  1. 朝メール
  2. 夜メール
  3. 一週間記録シート
  4. 業務分析シート
  5. 課題発見シート
  6. 見直し面談
  7. チームビジョン
  8. カエル会議
  9. ドリームミーティング
  10. ムダトリ会議
  11. 引き継ぎマニュアル
  12. マルチ担当制
  13. ミニドミノ人事
  14. プラスα評価
  15. 全員メンター制
  16. ほめ9:だめ1
  17. アクションシート
  18. カンタンIT
  19. 全部議事録
  20. スキマ面談
  21. 在宅勤務システム
  22. スキマ備忘録
  23. ミニ締め切りルール
  24. 変化報告シート
  25. カエル! ジャパン




2009年6月19日金曜日

iPhoneOS3.0アップデート

夕方豪雨。 電車が止まり、ダイヤ乱れる。 役員の会議原稿案書きが降って湧いたこともあって、家に着いたの11時。 エクセルパスワード問題も未だ解決せずブルー。 と! iPhoneOS3.0配布開始しているではないか。忘れてた。 早速アップデート。 無事完了。 えっ! Wi-Fi ネットワーク検出しない。 慌てたが、電源OFFして再起動で簡単に解決。

2009年6月18日木曜日

パスワードをめぐる冒険

なにがばからしいって、設定したパスワードを思い出せないこと。

頻繁にパスワード設定を求められる時代、他人にはわかりづらく、忘れにくいようにその時は考え抜いて設定しているのに。

少し経つと、いつも忘れてる。

2009年6月16日火曜日

佐藤と川崎


"プレゼンテーションの極意" (川崎 和男)

カンブリア宮殿で川崎和男を見た。

MacPowerで連載を持っていて、名前は聞いたことがあったが、ここまでの人とは知らなかった。

デザイン系では、佐藤可士和の名前を覚えたところ。


公認会計士、建築家シリーズに続き、新たな分野です。

2009年6月14日日曜日

シュンペーターを読んだのはいつの頃だったか。


"いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ―有効需要とイノベーションの経済学" (吉川 洋)

シュンペーターというカタカナの連なりは、なにかしらかっこいい。

多分、この字面が、私に英雄的な響きを想起させるのだ。フルトヴェングラーと重なる。

「経済発展の理論」「資本主義・社会主義・民主主義」は、日本語訳ではあり、斜め読みだが、一応目を通した。

(ものの、詳細は、記憶の闇に包まれてしまっている。新結合とか、企業者などのメルクマール的な言葉は衒学的なツールとして刻まれているが。)

数学が不得手だったというのには、親近感を抱くなぁ(レベルが違うけど。)。

一方、ケインズは、「雇用・利子および貨幣の一般理論」を塩野谷、間宮と訳本2種そろえて持っているにもかかわらず、通読できていない。

(この題をすらすら口にすると、それでも快感を覚える。)

そして、つい彼らの名前が出てくる本は、手に取ってしまうのだよね。

フラット化しない世界


この手の本は、ワンフレーズとその並べ方が重要。取り出すと、こんな感じ。

CAGEの枠組み

Cultural(文化的な隔たり)

Administrative(制度的な隔たり)

Geographical(地理的な隔たり)

Economic(経済的な隔たり)

ADDING価値スコアカード

販売数量の向上(Adding Volume)

コストの削減(Decreasing Cost)

差別化(Differentiating)

業界の魅力の向上(Improving Industry Attractiveness)

リスクの標準化(Normalizing Risk)

知識(およびその他の経営資源)の創造と応用(Generating Knowledge)

AAA戦略

適応(Adaptation)

集約(Aggregation)

裁定(Arbitrage)

グローバル戦略の再検討:実践にとりかかるための5つのステップ

1.業績の評価

2.業界、競争力の分析

3.差異の分析:CAGEな隔たりの枠組み

4.戦略オプションの策定:AAA戦略

5.価値の評価:ADDING価値スコアカード

2009年6月13日土曜日

松の3乗

"成層圏紳士" (松本 隆)

1980松田聖子病持続中

そして感心は、松任谷正隆、さらに、松本隆へと拡散している。

カルロス・クライバーを聴きにカナリア諸島へ。

クプファーの演出を見にベルリンへ。

文化的な嗜好に重なるところがある。

とても追随できないが、グーグル替わりに情報収集してくれていると考えればいいか。

それにしても、松田聖子に対する評価は、すさまじく高い。

「心象風景まで歌える」「詞の行間まで歌ってしまう」「並の歌手では出来ない語尾の処理」(P27)とこれ以上ないもの。

これほどの作詞家で、作者本人が書くのだから、間違いないのだろう。

ただ、赤いスイートピーの「タバコの匂いのシャツに そっと寄りそうから」は、紫煙嫌悪がいや増している私には、許容できないところだが。



2009年5月30日土曜日

999.9のアイウェアとヒトラーの経済政策

私の場合、生活の多くの変化が近視乱視の矯正手段のシフトと相関して起きる。
今回も、しばらく続いた使い捨てコンタクトレンズの時代からメガネ回帰への調整過程でブログから遠ざかる日々が続いていた。
ようやく眼鏡生活が安定期に入ったことのショウザか、久しぶりにectoを起動してみたくなった。

今度の眼鏡は999.9のS-250-T。
始まりは、松任谷正隆の「僕の散財日記」で、この本でこのブランドを初めて認識した。
1か月ほど前、たまたま名古屋に"999.9 selected by"のお店があることを知った。
"999.9 selected by" は、フォーナインズ・フレームを長年扱ってきた取扱店による、フォーナインズだけを扱う独立店舗。

お店のブログも面白く、半日かけて出かけてた。
店の前には、たまたまお客さんのプジョー。
道路の銀杏の木々も、暑い日には涼しげな陰影を作るのだろうと思われた。
しかし、当日は、4月にしては極寒の天気。凍えた。
けれども、開店して約半年の真新しい内装と店主のこだわりが心地よく、購入とあいなった。

使ってみて、すばらしい掛け心地。
これなら、どキンシ、どランシによる違和感も最小限なのか、抵抗感なく、コンタクトからメガネに回帰あいなった。

最近、「ヒトラーの経済政策」という新書が販売されているのを見かけ、不況を克服したというナチス時代の経済について興味を抱いている。
その本自体は図書館になかなか入らないので、まだ読めていないが、そのかわり、次の本を見つけた。

シュペーアは、ナチス軍需相だが、もともとは建築家。
ドラッカーの視座とはまた違い、興味深い。



2009年3月15日日曜日

計画

ここのところずっと会社の次年度事業計画策定にかかりっきり。 項目は決められていて、現状分析、課題、解決策のバートと目標値という構成。 組織が中空構造なので、下がつくったものを上が添削するというスタイル。日本ではもっともポピュラーなのだろうな、このプロセスが。 このやり方、革新的なものをつくるのにはむかない。 未来を開くのならば、上が一週間は缶詰になって議論をつくし、それも勝間ばりのフレームワークに流し込んでいく過程を経ないといけないと思うのだが。

2009年3月6日金曜日

人間ドック再び

先月定例の人間ドック。 結果が来ました。 また眼病疾患の疑いメッセージがありました。 昨年と同じです。 オルソ未だ癒えず。 一度欠損した神経は戻らないということでしょう。 たまたま銀座眼科のレーシック手術の感染症の問題が報道されています。 とんだノックアウトファクターです。

2009年2月22日日曜日

つづき

こうして、家の iBook G4に続いて Mac mini もぶじレパードになりました。さすがに intel Macの mini は速いです。体感的にも歴然。

OSがレパードに統一されたことで、どこでもMacが使えるようになるなど、mobile meの機能がフルに活用できる。恩恵は2倍以上です。

iLife 、iWork のインストールも完了。なかなかいい感じです。

2009年2月21日土曜日

MacBoxSetお買い上げ

iPhoto 09 の新しい機能、人々機能や撮影地機能が気になっていましたが、ついにMacBoxSetをアマゾンで購入、まず、レパードをメインマシンの Mac mini にインストールしました。

内蔵ディスクではなく、今までバックアップに使っていたUSBの外付けハードディスクをintelMacの起動用に初期化してのチャレンジです。

私の Mac mini の内蔵ディスクは80GB、外付けディスクは300GBと150GBの2つを使用していまして、80GBを主としてOSとアプリで使い、150GBを書類、音楽、写真、ビデオで使い、それらを300GBにバックアップしていました。

なにかと不安なので、従来のタイガー環境を残したままにしておくため、300GBのバックアップ用の外付けディスクを起動ディスクにしたというわけです。

時間はかかりましたが、順調に移行できました。移行アシスタントが威力を発揮して、環境の引きつぎはパーフェクトでした。

今回は、2つのディスクに散在していたデータを1つのディスクにまとめることができたためか、タイガー時代よりも動きがスムーズです。

すばらしい。あのMSオフィス2008でさえ、動きがよくなったような気がします。


2009年2月11日水曜日

つづき

先ほどのポストとこれは、iPhoneからしました。写真を撮ってアップできるかと思ってたんですが、使っているアプリではできません。

iPhoneから

久し振りにノンビリした休日を過ごしています。 家の机の配置を変えました。奥さまは賛成ではなかったようですが、やって正解です。

2009年2月8日日曜日

45歳、読書の和

最近集中的に読んでいるのが、高橋洋一もの。


"この金融政策が日本経済を救う (光文社新書)" (高橋洋一)

野口悠紀雄と同じく、東大で大蔵省だけど法学部でなく、理系の人である。ただ、インフレ・ターゲット論についての見解は真逆である。
この問題については、私はどちらが正しいのか、片方を支持する論者の本を読むとその度ごとにその人の意見になるほどもっともだと思い、恥ずかしながら右往左往状態。
それにしても、この人は郵政民営化、政策金融改革、公務員制度改革など巨大な仕事をつきつぎと、場合によっては通常の正式な指揮命令系統の仕事と平行して、それとは別になにかサークル活動というか勉強会みたいな雰囲気でこなしていく。
郵政民営化では、コンピュータシステムの検討までし、80人のSEと対決したという。
同じ時間軸空間軸にいる人とはとても思えない。
中学生の時に大学レベルの数学が理解できたそうであるが、さもありなんである。

2009年1月3日土曜日

「経済人」の終わり

ドラッカーの「「経済人」の終わり」を読み始めています。


"ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり (ドラッカー名著集)" (P・F・ドラッカー)

この時代を分析したものとしては、次の本が思い当たります。
新版も出ているようですが、やはりこの装丁でなければぴんときません。

さらに、ミーゼス続きと言えないこともない次の本。


ドラッカーの「傍観者の時代」にミーゼスの名前がでてきます。ハイエクはミーゼスとは師弟関係(ミーゼスが師)。
一方「ミーゼスの栄光 孤独 愛」にはエーリッヒ・クライバーの名前がでてきます。
皆さんウィーンがらみ。