軽率な入門的読み物かと思ったら、すばらしい切れ味のケインズ理論探求の書であった。
生きるケインズである。
最後に著者は、あくなきケインズ理論探求、クレプス、グル&ぺッセンドルファー、ギルボア&シュマイドラー、エプスタイン&シュナイダーなどの研究の渉猟の果てに、グッバイ・ケインズと記しているが、理論が死んだからでなく、きらきらした著者の若さに対するグッバイであるとともに、本当にケインズとその理論がすき故の言葉なのだ。
楽しみな人と邂逅した。
備忘録みたいなもの。 すきな本と映画、テレビ、音楽、勉強について。 Apple Mac 他のパソコンについて。 図書館、美術館について。 建築について。