安土城趾は、昔見に行ったことがあります。
1回ということはない。
2回だったかな。3回かも。
最初に行った当時は石垣しかありませんでした。
信長時代には、安土山の麓まで迫っていた湖の水は、遥か遠くに後退していました。
それほど期待せずに読み始めたものの、安土城と明智光秀の反逆を結びつけたのは、建築の専門家ならでは着眼点。
本能寺もの、信長ものは多く読んだが、帰蝶が唆したというのも、ここまで直接的に書いているのを読むのは初めて。
内藤教授の復元案にはいろいろ異論も出ているようだが、吹き抜けの描写があるからこそ、この小説は映える。
光秀の行動が得心のいくものとして、迫って来た。