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2009年6月20日土曜日

帰蝶、あるいは

"異形の城" (東 秀紀)

安土城趾は、昔見に行ったことがあります。

1回ということはない。

2回だったかな。3回かも。

最初に行った当時は石垣しかありませんでした。

信長時代には、安土山の麓まで迫っていた湖の水は、遥か遠くに後退していました。

それほど期待せずに読み始めたものの、安土城と明智光秀の反逆を結びつけたのは、建築の専門家ならでは着眼点。

本能寺もの、信長ものは多く読んだが、帰蝶が唆したというのも、ここまで直接的に書いているのを読むのは初めて。

内藤教授の復元案にはいろいろ異論も出ているようだが、吹き抜けの描写があるからこそ、この小説は映える。

光秀の行動が得心のいくものとして、迫って来た。