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2008年6月3日火曜日

小学生の時は、誰もいない城に暮らす未来を夢想していた。その城は、深い堀に囲まれている。大伽藍で、大概が夜で、星の下、堀の水面に明かりが揺れている。こういう時を維持するためには、経済的な裏付けが必要なことは既にしっていた。外に出ずに食べていける仕組みが必要なことを。そして、そういう生活はまず無理と諦観を抱いていた。