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2008年6月8日日曜日

テレビ嫌悪派

皮肉な姿勢を身につけ、斜に構えた振りをしつづけていると、それ以外の姿勢を忘れてしまう。必要ではないのに、いたずらにテレビをつけて、感情の高ぶるストーリーを漫然と視聴していると、世の中がそれに満ちているような思いに満たされてしまう。もし、ニュースやドラマがなく、扇情的な情報から隔絶された世界に生きているとしたら、静謐な日々が多くの人にもたらされるのではないか。
一時期テレビの擁護派を自任していたが、野口悠紀雄や勝間和代の本を読むようになってから、依存性に対する嫌悪が強くなっている。
スティーヴン・レヴィット著「ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する」では、テレビ批判派が根拠のない立場にあると思えたが、生理的に家人の見ているテレビの音が気になるようになると、レヴィットの負けという気持ちが強まっている。